3学期が始まりました♪

雪の為、1日延びて本日より3学期が始まりました♪
雪が降った日の幼稚園の園庭の様子です

日が暮れる時には、園庭が真っ白になっていました⛄

今学期も活動や行事を色々工夫して、行いたいと思います

3学年の子どもに学んだ事例をお伝えします

年少組 担任 「やってくれて ありがとう」

 雨の日、子ども達は園庭に出られずお部屋で遊んでいました
雨が止んできた頃、I君が園庭を見て
「S先生だ!あんなところで何やってるんだろう」と口にしました
一緒に遊んでいたAくんも「なにあれ?」と不思議そうに見ていました

S先生は雨が止んで子ども達が園庭で遊べるように、
水たまりの水を排水溝に流してくれていました

しばらく2人でS先生の様子を見ていると、
I君が「お水取ってくれてるんじゃない?ありがとうございまーす!」と
言っていたので、保育者は「S先生に聞こえる様に言ってみたら?」と
声を掛けました

すると2人はすぐに園庭側のテラスまで走って
「S先生ー!お水取ってくれてありがとうございまーす!!」と
言いました

2人はS先生の嬉しそうな顔を見てとってもいい笑顔で戻ってきたのでした

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=== 保育者の学び ===
普段、保育者は子どもの為に色んな場所で動いています
どうすれば子どもがより楽しく幼稚園で過ごせるか、
子どもの為に試行錯誤しながらやっています
そんな保育者の姿を見て、ただ「先生が何かやってるね」ではなく
「何しているんだろう?」とよく見て
「僕たちの為にやってくれているんだ!」と気付き、
言葉にしてお礼の気持ちを伝える事が出来たI君とA君
とても素敵な力だと感じます

見えづらいところで、誰かが自分たちの為に動いてくれている事
大人でも気づきにくいものです
その全てを見つける事は難しくても
気付けた時にはきちんと言葉にして相手に伝えようと
改めて2人に思わされた出来事でした

年中組 担任 「共に学び、育ち合う子どもたち」

同じグループのKくんとSちゃんの事例です
その日のお当番は、Kくんでした
Kくんが登園してくると、

S「Kくん、おはよう!今日、Kくんお当番だよ
  昨日お休みしたから分からないよね
  メダルつけてお仕事しよう?
  自分でやる?手伝ってあげようか?」

K「わかった」と
  会話をした後、2人で、カメのお仕事をしていました

別の日…

S「Kくんおはよう!もう鐘なっちゃったけどお仕事する?
  やらない?お弁当の後にする?」

K「おはよう。後でやる」

S「分かった。じゃあ報告の時、鐘が鳴っちゃったから
  お弁当食べた後やりますって言うんだよ?」

K「わかった」と会話をしていました

お弁当を先に食べ終わったSちゃんはK君が食べ終わるのを待って
一緒にカメのお仕事をしていました

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=== 保育者の学び ===
保育者が声を掛けなくても、手伝わなくても
同じグループの友だちが教えてくれたり、
一緒に手伝ってくれています
Sちゃんは優しくKくんに寄り添いながら
声を掛け、手伝っています
素晴らしいですよね
ゆっくり話しかけ、待ってあげられる力が育っています
この事例は、Sちゃんが立派で凄いという事ではなく、
保育者はKくんの成長も捉えています
KくんはSちゃんによって、学び、育ち、
SちゃんはKくんによって学び、育っているのです
友だちに助けてもらえるKくんは、
この先自分でやってみようという気持ちが芽生え
次には、教えてあげられる子になるでしょう
そうなっていけるように、指導し、見守る事が
保育者の役目なのだと思っています

年長組 担任 「友だちの気持ちに寄り添って」

チーム対抗でゲームをしていた時の事です
自分のチームが負けてしまい、泣いているAちゃんがいました
すると、同じチームの友だちが…
「悔しくて泣いているの?」とAちゃんの気持ちに寄り添ってくれたり
別の子は、「次、頑張ろう!」「また(ゲーム)やるよ!」と
前向きな声を掛けたり、励まし声を掛け合う姿が見られました

泣いているAちゃんは、その友達からの言葉を聞いて、
涙を止め、また張り切ってゲームに参加する姿が見られました

=== 保育者の学び ===

きっと友だちの言葉を聞いて、心や気持ちが動かされたんでしょうね
悔しいと思う感情、友だちの気持ちに寄り添ったり、
励ましてあげる優しい気持ち…
どの気持ちも素敵ですよね

幼稚園には自分の思いを受け止めてくれる
保育者や友だちがたくさんいます
私たち保育者も、子ども一人一人の気持ちを受け止め、
共感したり、一緒に考えていく事を大切に保育しています
様々な感情があるからこそ、共感したり、
時にはぶつかったりする事も出てきます

またそこが集団の良さだと思います
友だちの気持ちを聞いて、同じ気持ちで嬉しい
「そんな考えもあるのか」と新しい発見をしたり、
気付かされたり、友だちの言葉や言動で
心が動かされたり、そんな瞬間を
これからも大事にしていきたいと思いました

園にっきで紹介した子どもに学ぶのエピソードは、
後日HPの中で掲載後、お知らせしますので
ご覧ください♪


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shinkoiwa_kinder